「傷寒論」「金キ要略」といった古典にも生薬をお酒で煎じたり、
服用するときにお酒で飲むよう指示があるものもあります。
元をただせば食料として蓄えていた果実が自然発酵して酒となり、
飲んでみるとよい気分になったり興奮するようになったりすることから
酒が神秘的な物として珍重され、神前に供えられるようになったと言われています。
そんな神秘的な「お酒」と不老長寿を願う「薬」が出会いを深めたのもことさら不思議ではありません。

★知る人ぞ知る「冬虫夏草(とうちゅうかそう)酒」
幼虫に寄生したキノコで「夏は草となり、冬は虫となり長さ三寸ばかり・・・」ということが名前の由来のようです
病後の体力回復等に使われるのですが、物が貴重なだけに非常に高価です
しかしそんな薬味酒も実はつい最近まで「酒税法」という法律によって縛られていました。
明治32年の酒税法の施行から戦後昭和37年に梅酒のみが許可になるまで、果実酒・薬味酒は自家用としても作ることができませんでした。
その後、昭和38年に「ミカン、スモモ、カリン、イチゴ、ニンニク、クコ、シソ、クワ、マタタビ、サルナシ、トチ、グミ」の12種類が解禁、昭和46年にはぶどう、穀類を除くあらゆる果実、草木、薬物、マムシに至るまで全面解禁されて現在に至っています。
実はこの昭和46年というのは自分の生まれ年だったりします。(笑)
小学生くらいの頃に、父が夜な夜な山で取ってきた薬草などをお酒に漬け込んでいたのを不思議によく覚えています。
そんな父が作った薬味酒、果実酒が日に日に色づいていくのを見て飲めないながらにも(ホントですよ、飲んでませんって!)興味を持ってみていました。
ちょっとした作り方のコツなどをこちらで紹介できればと思っています。
群馬県太田市にある漢方相談薬局 「太田薬局」
http://www.geocities.jp/ph_ota/ 薬局パパ


