薬局パパの健康日記

群馬県太田市にある太田薬局、二代目・薬局パパがお送りするブログ。 「冬の小道・・・」をアップしました。

事故米が使用された漢方薬について

お客様からお問い合わせを頂きました。
「そちらの漢方薬は大丈夫ですか?」
話の発端は現在問題になっている「事故米」です。
栃本天海堂の漢方薬にこの事故米が使われていて自主回収になりました。
当店では栃本天海堂の漢方製剤は現在取り扱っておりません。
念のため、当店で扱っている漢方製剤メーカーにも問い合わせをしたところ事故米に該当するような原料は扱っていないとの返答を受けました。

回収になった栃本天海堂の漢方薬、原料については残留農薬・重金属などの検査を行っています。
これは栃本天海堂だけではなく、他の漢方薬メーカーも漢方薬として使う生薬には原料の段階で必ず残留農薬・重金属などの検査を行います。
実際に今回回収になった漢方薬も原材料の段階でチェックしたところ、残留農薬・重金属の汚染はなかったと報告されています。
あくまでも原料、製品に問題は無いけれども「事故米」が使われたという事実を踏まえて回収することにしたようです。

今回の「事故米」の件に限らず、メーカーからの回収等があった場合は店頭やこちらのホームページにてお知らせさせていただきたいと思います。

テーマ:群馬県から - ジャンル:地域情報

薬草あります?

お客様からのお問い合わせでこんな内容を頂きました。

「薬味酒につかう薬草を分けていただきたいのですが・・・」

当店で漢方薬として使っている生薬ですが、極力お客様の希望に副うように対応させていただいております。
当帰(トウキ)、芍薬(シャクヤク)、地黄(ジオウ)、甘草(カンゾウ)、桂皮(ケイヒ)といったよく使われる生薬は常に在庫してあります。
また、在庫していない生薬でも取り寄せで対応可能な物もあります。
電話などで、気軽にお問い合わせください。

R0017207.jpg

薬味酒と言われて、実は店頭にもいろいろな薬味酒が並んでいます。
この薬味酒の話はまた後程・・・

群馬県太田市にある漢方・健康相談「太田薬局」 
http://www.geocities.jp/ph_ota/ 薬局パパ

テーマ:群馬県から - ジャンル:地域情報

漢方薬の選び方・・・ 〜五行説ってII〜

五行説は自然界の「木・火・土・金・水」という要素が相手を生じながら巡って行くという考えの下に成り立っています。

「木」は摩擦により「火」を生ずる・・・・・・・・「木生火」
「火」は燃焼する事によって灰「土」を生ずる・・・「火生土」
「土」は「金」属を埋蔵している・・・・・・・・・「土生金」
「金」属は表面に「水」を生ずる・・・・・・・・・「金生水」
「水」が植物「木」を育む・・・・・・・・・・・・「水生木」

身体の中でも大切な五臓(肝、心、脾、肺、腎)、五腑(胆、小腸、胃、大腸、膀胱)はこの五つの要素にあてはめると
「肝、胆」は「木」に属し
「心、小腸」は「火」に属し
「脾、胃」は「土」に属し
「肺、大腸」は「金」に属し
「腎、膀胱」は「水」に属することになります。

また五臓、五腑以外にも五窮(ごきゅう:からだの穴)、五体をそれぞれあてはめると
「眼、筋」は「木」に属し
「舌、血脈」は「火」に属し
「唇、肌」は「土」に属し
「鼻、皮毛」は「金」に属し
「耳、骨」は「水」に属することになります。

これらを模式的に書くとこのような形になっています。

五行説-1


矢印などが書いてあって難しそうに見えますが、
要は身体の中のいろいろな部分がお互いにいろいろな形で関係しあっているのです。
病状を見ながら「働きが落ちているような所」があれば、それを補うような生薬を用いたり
逆に「働きが過剰になっている所」があれば、その働きを抑えるような生薬を用いたりします。
この五行説の考え方が全てではありませんが、この考え方を基にして東洋医学的に病気を考えていくと「病の原因」がわかりやすくなってくるのです。

群馬県太田市にある漢方・健康相談「太田薬局」 
http://www.geocities.jp/ph_ota/ 薬局パパ

テーマ:群馬県から - ジャンル:地域情報

漢方薬の選び方・・・ 〜五行説って〜

お客様から「どうやって漢方薬を選ぶのですか?」と聞かれることがあります。
漢方薬にも「効能・効果」というものが書かれているので
それを見て使えば良い・・・というであればこんな簡単な話はありません。
書かれている「効能・効果」はあくまでも参考程度に自分は考えています。
では何を考えて漢方薬を選ぶかと言うと、中に含まれている生薬の働きを見ながら決めるようにしています。

以前、漢方薬と味という記事でも少し書いたのですが、漢方薬として使われる生薬にはそれぞれ「味」があり、その味が生薬の力として働くと考えられています。

酸味は「散らばりたるものを収める効果あり」
苦味は「弛みたるものを引き締める効果あり」
甘味は「きびしきものを緩める効果あり」
辛味は「滞りたるものを散じる効果あり」
しおからい味は「物の乾きを抑える効果あり」

また「味」には補われる臓というのが決まっていて

酸味は「肝」を補い
苦味は「心」を補い
甘味は「脾」を補い
辛味は「肺」を補い
しおからい味は「腎」を補うとされています。
(この肝・心・脾・肺・腎という「蔵」は現代医学で言うところの肝臓・心臓・脾臓・肺・腎臓といった「臓器」を含むものです。
紀元前には臓器の詳細がわかっていませんでしたので、あくまでも働きまでも含めた概念的なものを「蔵」と呼んでいます。)

IMGP3342-1.jpg


ここまで話してちょっと気付いたでしょうか。
味も五種類、蔵も五種類・・・「五」という数字が一つのキーワード。
これは紀元前に書かれた書物「黄帝内経」(こうていだいけい)という書物に書かれている「五行説」という考え方を基にしています。
古代の人は人間の生活に何らかの関連する現象と物を「木・火・土・金・水」という五つの基本要素に分けて考えて、お互いの関係を説明しようとしていたのです。

ちょっと難しい話ですが・・・もう少し続けさせてください。

群馬県太田市にある漢方・健康相談「太田薬局」 
http://www.geocities.jp/ph_ota/ 薬局パパ

テーマ:群馬県から - ジャンル:地域情報

「石」のご相談・・・

胆石でお悩みの方のご相談を受けました。
「痛みがある」などの具体的な症状があるときは漢方薬を選ぶことになるのですが
「再発予防に・・・」という場合には民間薬をつかったりすることもあります。
(民間薬というのは日本の生活の中で自然と伝えられてきたもので、その用い方も経験や体験などから言い伝えられてきたものです。センブリ、ドクダミ、ゲンノショウコ・・・なんていうのは民間薬の代表的なものです。)
連銭草(れんせんそう)、熊柳(くまやなぎ)、裏白樫(うらじろがし)といった生薬を煎じてお茶代わりに飲むのもので、「流石茶」とか「消石茶」などと呼ばれています。

R0016574-1.jpg

★左から熊柳、連銭草、裏白樫・・・これらを混ぜて煮詰めたものをお飲みいただきます。

特に裏白樫はウラジロガシエキスとして「ウロカルン」という医薬品になっているものもあります。
徳島県では古くからお茶として飲まれていて、徳島県衛生研究所の報告で有名になったようです。
医薬品としての効能効果としては腎結石・尿路結石として許可されているのですが、治験例としては胆石にも例があげられています。
ただしある程度続けて飲むことが必要なので、一日何回と決めて飲むよりは
本当に「お茶代わり」として気長に飲み続けたほうがいいようです。

群馬県太田市にある漢方・健康相談「太田薬局」 
http://www.geocities.jp/ph_ota/ 薬局パパ

テーマ:群馬県から - ジャンル:地域情報

高貴なお薬・・・

夏の養生方のところにも書きましたが、夏は「心」に熱がこもりやすくなる時期です。
熱がこもりやすくなると共に、汗などで身体の中のミネラル分などが失われると
血液の粘性が高くなってからだのあちこちで症状が出てきます。
これからの時期に無くてはならないものが「牛黄(ゴオウ)」と呼ばれる生薬です。
牛黄は一言に言えば牛の胆石なのですが中国では古来から2000年以上も前から、日本でも飛鳥時代から高貴薬として珍重されてきました。
よく話しに出てくるのは水戸のご老公黄門様(水戸光圀)が手にしていた印籠の中にはこの牛黄が入っていたとか・・・
その強心作用で気付け薬として使ったり、降圧作用でのぼせ・軽いめまいなどに使ったり、はたまた鎮静作用で子供の夜泣きに使ったり・・・その用途は様々です。

R0016445-2.jpg

★店頭の牛黄製剤コーナー・・・用途に合わせて色々なお薬があります

ただしこの牛黄・・・高貴薬といわれるだけあって非常に高価なお薬です。
グラム換算すると「金(ゴールド)」よりもずっと高価です。
それでも、いざというときの緊急薬として役に立てば・・・お金には換えられませんよね。

群馬県太田市にある漢方・健康相談「太田薬局」 
http://www.geocities.jp/ph_ota/ 薬局パパ

テーマ:群馬県から - ジャンル:地域情報

桜なスモーク・・・

先日こちらでも紹介した桜皮(オウヒ:ヤマザクラの樹皮)ですが、燻製のスモーカーとして使ってみました。
市販のスモークウッドの上に桜皮を降りかけて・・・こんな感じで着火です!

R0015578.jpg


今日の材料はウインナー、竹輪、笹かま、チーズ・・・などなど。
水気の少ないものなら結構いろいろ出来るようです。

R0015581.jpg


スモーカーは専用のものではなくて、ダンボールで手作り・・・(笑)
何度も試していますが、お手軽燻製ならばこれで充分なようです。

R0015582.jpg


なんだか元気が出そうなダンボールスモーカーですが

R0015583.jpg


疲れのとれる燻製が出来上がるかどうかは定かではありません。(笑)
さて、明日の朝が楽しみになってきました!

群馬県太田市にある漢方相談薬局 「太田薬局」
http://www.geocities.jp/ph_ota/ 薬局パパ

テーマ:群馬県から - ジャンル:地域情報